京都薬科大学卒業。製薬会社等の勤務を経て、2011年に岡元薬局に入社。
現在、熊本大学医学部非常勤講師。
宮崎キュアケアネットワーク副会長、ホームホスピス宮崎常任理事。
「地域の皆様の健康のためにもっとできるはずだ」
この岡元薬局のモットーは、祖父が昭和23年に創業した岡元薬舗に始まり、昭和56年に岡元薬局となってからも、その間地域の人々の町の人たちとの関わりを大切にし、かかりつけ薬局として歩んできたことに由来しています。
当薬局は宮崎市の老舗のお店が立ち並ぶ商店街の一角にあります。現在、患者様の多くとは40年以上のお付き合いがあり、皆様ご高齢となり介護や看護の必要とされる方や、周囲の助けを必要とされている一人暮らしの方も増え、当薬局も地域の一員として、支援してきました。
また、以前製薬会社で営業職に就いていたころ、たくさんのお薬を薬局から持って帰る高齢者の方を見かけることがよくあり、そのお薬を自宅できちんと管理できるのだろうかと心配になり疑問に思ってもいました。
「薬剤師と地域の薬局がもっと患者様の身近な存在になればいいのではないだろうか」
「薬剤師は身近なヒーローにならなければならない」
そこで宮崎に戻り最初に取り組んだのが在宅医療だったのです。
実際に始めてみると、お薬の管理はもちろんすぐに相談できる薬剤師がいるということが患者様の安心感につながっているということが、肌で感じ取れました。
現在は活動の幅を広げ、数多くの病院やクリニックの医師、ケアマネージャー、訪問看護師、介護施設、地域包括支援センター、介護ヘルパーの方々と密な連携を行えるようになりました。
この関係性をより強化して、これまでの薬局の枠を越えて地域の皆様の健康をさらにサポートできるよう、「身近なヒーロー」を目指して日々進化していきます。